Linux PC環境構築[5]:UbuntuをPCにインストール
[インストールDVDの作成]
次にUbuntu18.04をPCにインストールする。
以下のUbuntuのサイトの[Download]からUbuntu18.04の64bit desktop版の最新のインストールDVDのISOファイルをダウンロードする。
ubuntu.com
自分がダウンロードしたのは"ubuntu-18.04.2-desktop-amd64.iso"というファイル。ファイル名に"desktop-amd64"があることを確認してダウンロードする。
今後マイナーアップデート版が次々リリースされるので、その時点での最新版をダウンロードする。
これをWindowsでDVD-Rに焼いてインストールDVDを作成する。
★ファイルの拡張子が"*.iso"になっているのでISOイメージとしてDVD-Rに焼かれるとは思いますが、DVD焼き実行時には良く確認して下さい。Linux関係の雑誌にインストールDVDが付録で付いていることもあります。
この記事を書いた時点ではUbuntuのバージョンは"18.04.2"だが、次のマイナーアップデート版がリリースされても再インストールする必要は無く、既にUbuntu18.04.2をインストールしたPCをネットワーク経由で"ソフトウェアの更新"を実行すると、マイナーアップデートされた最新のUbuntuと同じバージョンに更新される。
★PCは有線LANでネットワークに接続しておく。
必要なものが全てインストールDVDに収録されているわけでは無く、アップデートや言語サポートのインストール等はWEBから取得するので、ネットワークに接続する必要がある。
★途中で気をつけなければならないポイントがあります。これは間違わないように。
・UbuntuをインストールするHDDのPartitionの指定
・BootLoaderのインストール場所
[インストール]
Ubuntu18.04は準備した基本Partition 3(sda3)にインストールする。
Ubuntu18.04のインストールDVDをドライブに入れてPCを起動する。
★HDDから起動してしまう場合はBIOSのメニューを操作して起動順番を変更する必要がある。個々のPCの仕様を確認。
画面に"Welcome"と表示されたなら左端に言語設定メニューがあるので一番下にある"日本語"を選択する。以後、日本語表示に切り替わる。設定も基本的に日本語がデフォルトになる。
[Ubuntuをインストール]をクリックして実行する。
★自分のPCは古くてMBR対応だが、UEFIの場合はGRUBの画面になるらしいので[Install Ubuntu]を選択して進めます。
★自分のPCはLCDの解像度が1366x768で、以下の手順実行中にメニューの下側が画面からはみ出して操作できないシーンが幾つかありました。Windowやメニュー表示が画面からはみ出した場合は、インストーラーにおいても[Windows]キーを押したまま該当Windowやメニューをどこでもよいからマウスを左クリックしたまま上に移動すると、Windowを移動させることが可能で、はみ出して見えなかった下側の部分を表示させることが出来ます。
特に、インストール途中でPartitionを指定する画面で一番下に"BootLoaderのインストール場所"の設定欄があり、メニュー表示が下にはみ出していると設定できないので、前記操作で画面を上側に移動して設定します。
[キーボード]
"日本語""日本語 OADG 109A"を選択。
[アップデートと他のソフトウェア]
"通常のインストール"にチェック。
その他のオプションの
"Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする"にチェック。
"グラフィックスとWi-Fiハードウェア …"にチェック
★特殊なWi-Fi、チップセットやビデオカードを積んでいるPCと初めから判っている場合はチェックしないで後で対応します。
[インストールの種類]
他のPartitionを温存し、基本Partition 3(sda3)にUbuntuをインストールするために[それ以外]を選択して、自分でPartitionの作成やサイズ変更ができるモードに遷移する。
★★★ここからは非常に重要です。実践される方はよく理解して慎重に作業して下さい。
★/dev/sda3にインストールする手順で説明していますが、実践される方は各自のPCのHDDによりPartition番号は異なると思いますので、自分のPC環境でのPartitionに読み替えて進めてください。
/dev/sda3 がUbuntuのインストール先であることを確認する。
- Windows上で基本Partition 3として確保したPartitionは想定サイズと大体合っているか確認
- タイプは"ext4"を選択
- マウントポイントは"/"を選択
- サイズは前の記事の"Linux PC環境構築[4]:HDDにUbuntu用の領域を準備する"にて、"EaseUS Partition master"を使って設定済み。ここでは変更しない。
- /dev/sda3の"フォーマット"をチェックする
★フォーマットをチェックするのはUbuntuをインストールするPartitionのみです。
★自分はブートローダをインストールするデバイスをUbuntuをインストールするPartitionと同じ"/dev/sda3"に変更しました。デフォルトでは"/dev/sda"すなわちHDDのMBRになっています。
デフォルト設定でもPC起動時にGRUB2が起動してWindowsとUbuntuの起動を選択できますが、自分は後述するEasyBCDというものを使ってデュアルブートを実現しようとしています。そのために/dev/sda (MBR)にEasyBCD、/dev/sda3にGRUB2を導入しました。
★Ubuntuの起動はEasyBCDが起動してUbuntuを選択後、GRUB2が起動して ... という具合で2段階になります。未練がましくWindows7のバックアップデータ(Disk Image)展開の際に、調査不足でMBRも更新するのか不明だったため、GRUB2をMBRにインストールしませんでした。
ここでWindowsのPartitionのマウントを定義することもできますが、後で実施することにします。
(実はメニューの下側が表示されなくてあたふたしていて忘れていた)
[インストール]をクリックして実行する。
[タイムゾーン]
そのままでOK
[ユーザ情報]
あなたの名前:ログイン時のユーザ選択画面に表示される名前
コンピューター名:PC名、Windowsからもネットワーク経由でこの名前で見える
ユーザ名:ログインに使用するID このIDで自分のホームディレクトリが作成される。
パスワードログイン時に使用するPassword
"ログイン時にパスワードを要求する"にチェック
★パスワード設定時はCaps LockとNumLockの状態に注意。ログイン時も同様。
★パスワード忘れ時に注意! ログインしない時期が長く続いたりすると、人は簡単にパスワードを忘れてしまう。かと言って紙にパスワードを書いてPCに貼っておいたりしないように! パスワードの管理は慎重に!
インストールが完了すると再起動を促される。再起動すると(MBRを変更しなかったので)Windows7が起動する。この時点では未だUbuntuは起動できません。WindowsにEasyBCD導入後、Ubuntu起動が選択可能になります。
★Ubuntuのインストール中に時計がUTC時刻でセットされているかも知れません。Windowsの時計を確認し、時刻が合っていなければ修正します。
[ubuntu18.04 iso imageの入手先]
ubuntu.com
ubuntu.com download
次にUbuntu18.04をPCにインストールする。
以下のUbuntuのサイトの[Download]からUbuntu18.04の64bit desktop版の最新のインストールDVDのISOファイルをダウンロードする。
ubuntu.com
自分がダウンロードしたのは"ubuntu-18.04.2-desktop-amd64.iso"というファイル。ファイル名に"desktop-amd64"があることを確認してダウンロードする。
今後マイナーアップデート版が次々リリースされるので、その時点での最新版をダウンロードする。
これをWindowsでDVD-Rに焼いてインストールDVDを作成する。
★ファイルの拡張子が"*.iso"になっているのでISOイメージとしてDVD-Rに焼かれるとは思いますが、DVD焼き実行時には良く確認して下さい。Linux関係の雑誌にインストールDVDが付録で付いていることもあります。
この記事を書いた時点ではUbuntuのバージョンは"18.04.2"だが、次のマイナーアップデート版がリリースされても再インストールする必要は無く、既にUbuntu18.04.2をインストールしたPCをネットワーク経由で"ソフトウェアの更新"を実行すると、マイナーアップデートされた最新のUbuntuと同じバージョンに更新される。
★PCは有線LANでネットワークに接続しておく。
必要なものが全てインストールDVDに収録されているわけでは無く、アップデートや言語サポートのインストール等はWEBから取得するので、ネットワークに接続する必要がある。
★途中で気をつけなければならないポイントがあります。これは間違わないように。
・UbuntuをインストールするHDDのPartitionの指定
・BootLoaderのインストール場所
[インストール]
Ubuntu18.04は準備した基本Partition 3(sda3)にインストールする。
Ubuntu18.04のインストールDVDをドライブに入れてPCを起動する。
★HDDから起動してしまう場合はBIOSのメニューを操作して起動順番を変更する必要がある。個々のPCの仕様を確認。
画面に"Welcome"と表示されたなら左端に言語設定メニューがあるので一番下にある"日本語"を選択する。以後、日本語表示に切り替わる。設定も基本的に日本語がデフォルトになる。
[Ubuntuをインストール]をクリックして実行する。
★自分のPCは古くてMBR対応だが、UEFIの場合はGRUBの画面になるらしいので[Install Ubuntu]を選択して進めます。
★自分のPCはLCDの解像度が1366x768で、以下の手順実行中にメニューの下側が画面からはみ出して操作できないシーンが幾つかありました。Windowやメニュー表示が画面からはみ出した場合は、インストーラーにおいても[Windows]キーを押したまま該当Windowやメニューをどこでもよいからマウスを左クリックしたまま上に移動すると、Windowを移動させることが可能で、はみ出して見えなかった下側の部分を表示させることが出来ます。
特に、インストール途中でPartitionを指定する画面で一番下に"BootLoaderのインストール場所"の設定欄があり、メニュー表示が下にはみ出していると設定できないので、前記操作で画面を上側に移動して設定します。
[キーボード]
"日本語""日本語 OADG 109A"を選択。
[アップデートと他のソフトウェア]
"通常のインストール"にチェック。
その他のオプションの
"Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする"にチェック。
"グラフィックスとWi-Fiハードウェア …"にチェック
★特殊なWi-Fi、チップセットやビデオカードを積んでいるPCと初めから判っている場合はチェックしないで後で対応します。
[インストールの種類]
他のPartitionを温存し、基本Partition 3(sda3)にUbuntuをインストールするために[それ以外]を選択して、自分でPartitionの作成やサイズ変更ができるモードに遷移する。
★★★ここからは非常に重要です。実践される方はよく理解して慎重に作業して下さい。
★/dev/sda3にインストールする手順で説明していますが、実践される方は各自のPCのHDDによりPartition番号は異なると思いますので、自分のPC環境でのPartitionに読み替えて進めてください。
/dev/sda3 がUbuntuのインストール先であることを確認する。
- Windows上で基本Partition 3として確保したPartitionは想定サイズと大体合っているか確認
- タイプは"ext4"を選択
- マウントポイントは"/"を選択
- サイズは前の記事の"Linux PC環境構築[4]:HDDにUbuntu用の領域を準備する"にて、"EaseUS Partition master"を使って設定済み。ここでは変更しない。
- /dev/sda3の"フォーマット"をチェックする
★フォーマットをチェックするのはUbuntuをインストールするPartitionのみです。
★自分はブートローダをインストールするデバイスをUbuntuをインストールするPartitionと同じ"/dev/sda3"に変更しました。デフォルトでは"/dev/sda"すなわちHDDのMBRになっています。
デフォルト設定でもPC起動時にGRUB2が起動してWindowsとUbuntuの起動を選択できますが、自分は後述するEasyBCDというものを使ってデュアルブートを実現しようとしています。そのために/dev/sda (MBR)にEasyBCD、/dev/sda3にGRUB2を導入しました。
★Ubuntuの起動はEasyBCDが起動してUbuntuを選択後、GRUB2が起動して ... という具合で2段階になります。未練がましくWindows7のバックアップデータ(Disk Image)展開の際に、調査不足でMBRも更新するのか不明だったため、GRUB2をMBRにインストールしませんでした。
ここでWindowsのPartitionのマウントを定義することもできますが、後で実施することにします。
(実はメニューの下側が表示されなくてあたふたしていて忘れていた)
[インストール]をクリックして実行する。
[タイムゾーン]
そのままでOK
[ユーザ情報]
あなたの名前:ログイン時のユーザ選択画面に表示される名前
コンピューター名:PC名、Windowsからもネットワーク経由でこの名前で見える
ユーザ名:ログインに使用するID このIDで自分のホームディレクトリが作成される。
パスワードログイン時に使用するPassword
"ログイン時にパスワードを要求する"にチェック
★パスワード設定時はCaps LockとNumLockの状態に注意。ログイン時も同様。
★パスワード忘れ時に注意! ログインしない時期が長く続いたりすると、人は簡単にパスワードを忘れてしまう。かと言って紙にパスワードを書いてPCに貼っておいたりしないように! パスワードの管理は慎重に!
インストールが完了すると再起動を促される。再起動すると(MBRを変更しなかったので)Windows7が起動する。この時点では未だUbuntuは起動できません。WindowsにEasyBCD導入後、Ubuntu起動が選択可能になります。
★Ubuntuのインストール中に時計がUTC時刻でセットされているかも知れません。Windowsの時計を確認し、時刻が合っていなければ修正します。
[ubuntu18.04 iso imageの入手先]
ubuntu.com
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